TRPGってなかなかできてないんですが、経験はあるので記事にしてみます。
TRPGのPL、GMどちらにおいても、覚えておいてほしいことです。客観視できないプレイヤーに良くある話です。ベテランでもたまにいます。
その道のある程度行ったPCが当然知っている知識と、PLが持ってる知識は違います。
当たり前ですが案外これが難しいんです。
たとえば、ソードワールドにおいてシーフが鍵の開け方、地図の書き方を知っているのは「当たり前」です。明確な判定項目ありますから。
魔道機文明語も読めます。習得してれば「当たり前」です。
でも、手鏡を使って鍵を開けるのは「シーフの中の人の知識」になります。人によってとらえ方は違うしシーフによって手法は違うかもしれません。当然だよねじゃ誰に聞いたって通りません。
魔道機文明語で読んだものを、解読して理解するのは「マギテックの中の人の知識」です。ワールドガイドの内容を知っているのは明確に「中の人の知識」です。
その中間が難しいところ。
中間というのは、PLは知ってるけどPCは知らない。PCは知ってるけどPLは知らないもの。
前者はよくお目にかかって、みゆきちゃんが注意をしたこともあります(「ジャイアントスラッグ問題」)。
前者で典型的なのが、最初のマスターシーンで犯人を明かすタイプのシナリオでのこと。
オープニングで証拠もない犯人に斬りかかって、お縄につくという人がたまにいます。
後者は意外と触れられないけどやっぱり重要。
こっちは、GMをやる人とか舞台がミリタリー系でよくあります。
典型的だと思うのが、「ハンドサイン」。
音を立てるのがいけないときに手で簡単なサインを出しあうもので、サバゲとかをやる人はわかります。
PC間では「常識的」であるのでGMは当然のように進めるべきです。ここはPL間の知識格差が出るので
したり顔で注意するGMも結構多いです。PLとしては当然だから言わないし。
ここはコミュニケーションエラーが出やすいところなので、PLもGMも歩み寄って円滑に進められるようにしましょう。難しいものなので、卓の雰囲気を壊さぬようにすれば正直OKなんだとは思います。
くれぐれもPLPCの常識を混同しないようお気をつけて、どっとはらい。
コメント